高次脳機能障害 就労日誌

未成年で高次脳機能障害を受傷後、リハビリ、職業訓練を経て障害者枠で正社員就労中(現在23歳 女性 ※精神障害3級)

人であることの付加価値

昨今、発達する情報社会のなかにおいては、

買い物、保険、願書の手続き、ありとあらゆるものがネットワークに繋がっています。

以前から言及されていたように、90年から約20年の間に、

ネットワークインフラの整備が爆発になされ、

各公共の場所には無線LANが飛び交っています。

信じられないことに、ほんの少し前まで手作業で

長期間にわたり行っていたファジー味のあった仕事も、

ソフトとハード両面の進化によって、早く、

確実に、システマチックに洗練されたのでした。

技術の進歩は素直に嬉しいのですが、爆発的な成長スピードに

扱う側の人間がついていけないことも少なくないですよね。

道具というのは本来人間の及ばないところを補助する役目を持っていますが、

今や仕事がなくなりかねないか心配になる勢いです。

最近は、数年以内になくなる仕事はコレだ!とメディアの取り上げもあります。

産業革命で職を失った人々は、ラッダイト運動といって、機械を打ち壊しました。

機械を使い、人件費に割くコストを安くするのは、即物的に効果があります。

しかし、そこで新事業を打ち立て、更に裾野を広げることで、

人材を活用し更なる利益に繋がるはずが、

そうした人間を育てるためのコストを払える体力のある会社は少ないです。

技術が向上する期待がない中、機械の方が早く精度良くできる仕事を引き続き人間にさせる意味はないのです。

そこで、人間だからこそできる仕事というものが注目されるようになっています。

人間であることの付加価値とはなんでしょう?

サービス業は感情労働とも言われています。

少子高齢化において、力仕事が必要な感情労働、そして賃金の低い介護職はほとんど人気がありませんし、腰を壊す人も多いです。

ただ、感情的に、自分の身内をロボットに任せるのは不安ですよね。

人間らしい最後を提供できるのは、やはり人間しかいません。

人間らしさとは?人間らしさに価値があるなら…?

人間らしさでお金がもらえるなら、今までの時間返してくれよ。

そうは言っても、仕事全てロボットが代行してくれたら、

一体一日中何をして過ごせば良いのかわかりません。

きっと、仕事は無くなりません。人は仕事を作るのもやるのも好きな性分の人が多いでしょう。

ただ確実に、速さや正確さが人間に求められなくなってきます。

今まで見過ごされていたポイントを見てもらえるときが来るのかもしれません。

来て欲しいなあ。そしたら多少は緩くなるんじゃないの?

人は義務から逃れたがり、そして義務を負いたがる。