高次脳機能障害 就労日誌

17歳で自殺未遂、高次脳機能障害に。リハビリ、職業訓練を経て障害者枠で正社員就労中 ASD積極奇異。精神2級。

趣味を取り戻すには

私は、子供の頃、絵を描いたり、動物を触るのが好きでした。

読書も好きで、学校の図書室へ足繁く通いましたし、

そうかと思えば、サッカーやドッジボールも毎日楽しみました。

でもこれらは、人とコミュニケーションをとるための、

1番効率のいい手段でしかなかったようです。

みんなみんな、人と仲良くなって、楽しく過ごすための手段であって、

本質的に物事を極めようとか、そういうレベルで

楽しんでいたわけじゃなかったのに、

私は何か勘違いをしていて、楽しいことを頑張ろうとしたのでした。

案の定、物事を極めようとすれば、孤独に努力を重ねる時間も必要なわけで、

それは決して楽しいわけでもありません。

私は人と一緒に何かやってそれが楽しかったのに、

物事そのものに興味があると勘違いして、

無理して技術や知識を得ようとストイックになった結果、

物事に対する興味や意欲そのものも失ったわけです。

みんなの言う頑張れを信じても、その重たさを計り間違えたので、

結局限度ギリギリまで無理して潰れてしまいました。

もともと生活の上で困っていて、それをどうにか

趣味で得た喜びで補填していたのに、それすら奪えば

立てなくなることはわかっていたのに、自分をいじめればうまくいくと思っていたのです。

仕事に就いて、ある程度の余暇が生まれても、自由だと認識しても、

急に伽藍堂な自分に虚しさを感じて、必死に人と関わって、

何かを取り戻せないか躍起になって、苛立ちを覚えます。

人と共にいたいと感じるのは、

ただ不安を紛らわすためなのかもしれませんが、

あの満ち足りた時間に帰りたいとずっと願ってしまいます。